12月20日(金)、PTA主催の交流会において、
今回は、この夏にBatonLinkが主催した高校生Angleに参加した生徒が探究活動の成果について発表を行いました。
企業と連携して取り組んだ探究プログラムについて、生徒自身の体験や気づきをもとに発表しました。
生徒は、このプログラムに参加したきっかけとして、「数ある探究活動の中でも、企業と一緒に何かをつくり上げることができる点に魅力を感じた」と語っていました。
参加する決め手になったのは、話を聞くだけでなく、実際に現場を訪れ、体験を通して学べる点に強い関心を持ち、「自分にとって新しい学びになる」と感じたことだと語りました。
発表した生徒たちのグループは、実際にタカラベルモントに見学に行き、美容室や医療現場で使用されている椅子を見学・体験しました。
一見するとシンプルに見える「椅子」ですが、実際に座ってみることで、座り心地の違いや、施術者と自然に会話がしやすくなるよう工夫された設計に気づき、多くの驚きがあったといいます。
製品の中に、使う人だけでなく、現場で働く人とのコミュニケーションまで考えられていることが、特に印象に残ったと振り返っていました。
また、今回の探究を通して、生徒は「消費者の立場」だけでなく、「商品をつくる側の視点」で物事を考えるようになったと話していました。
「こんな機能があったら良い」というアイデアだけでは商品にならず、コストや安全性、本当に現場で必要とされるかどうかといった現実的な視点が欠かせないことに気づいたそうです。
今回の発表では、体験を通して得た気づきや考えが、自分の言葉で丁寧に語られ、生徒の成長を感じる時間となりました。
ご参加いただいたPTAの皆さまからも温かい拍手をいただき、学びを社会に向けて発信する貴重な機会となりました。
今後も本校では、企業や地域と連携した探究活動を通して、生徒が多角的な視点で物事を考え、自ら学びを深めていく機会を大切にしていきます。










